ティーヌはここにいた

熊本在住のアラフォーティーヌが、娘と息子との日々やどったんバッタンなどを明るめに描く青春ラブコメディです。

不安定な存在

ティーヌは子育てが苦手だ。

 

ティーヌは幼い頃から、いとこの中でも末っ子で、周りに自分より小さい子が身近におらず、子どもの扱いに不慣れであった。

 

兄弟いとこもこどもを持った人もおらず、たまに接する子どもにもどう接して良いかわからないまま育ち、遠慮せずこねくり回せるはじめての子どもが自分の子どもだった。

 

生まれてからは人間の子どもがこんなに不安定な存在であることに驚いた。

 

 

な ぜ ち ち を す わ な い。

 

人間の三大欲求の一つじゃないのか。

飽食の時代とはいえ、今君が食べれるのはひとまず白い液体だけだぞ。

もっとがっつけ。

 

 

な ぜ ね れ な い。

 

人間の三大欲求の一(以下略)

寝れないだけでサバンナの真ん中でそんな大声出して泣いてたら喰われるぞ。

家で飼ってた猫でも生まれてすぐ勝手に寝てたぞ。

 

 

な ぜ だ っ こ?

シマウマの子どもとか生まれた瞬間立ち上がってるぞ。

君ほんと無力やな。

 

 

人間の子どものなんと、か弱くて、

親の庇護を必要とすること。

手を取らせるあまりに、自然災害や武将に襲われたら

親も一緒に手負いとなってしまいそうな気さえする。

武将に襲われたらどのみち負傷するけど。

 

 

生物としてあまりに脆く不完全な存在。

 

と思っていたけれど、

半年過ぎてからはその発達の目覚ましさに驚嘆した。

 

勝手に習得していく身体動作。

トライアンドエラーを繰り返しながら日々上達していく言語。

続々と形成される記憶と愛着。

状況観察、判断、応用…。

 

あっという間に猫の知能を追い越し、複雑な動作、思考も習得していく。

そして思う

「やっぱ人の子は賢いわ、猫と違うわ」

 

比較が猫かよ。

 

高度な発達していくために、わざと不完全な状態で産まれてきてたんだね。

 

その発達に驚嘆しながら、

人って細胞って地球ってすげーなーと思いながら、

今日もちっちゃいことで2歳に怒っちゃったティーヌです\(^o^)/

 

2歳「眠い」

ティーヌ「寝よう」

2歳「お水!」

ティーヌ「そういうと思ってマグマグに水注いどいたで〜(サッ)」

2歳「ちがう!白いお水!」

ティーヌ「(なっ、、白いコップで飲みたいということか…めんどくさ…)お水これでいいやん」

2歳「新しい白いお水ぅぅぅぅぅう!!!(絶叫)」

ティーヌ「(ムッ)新しいしこれでいいやぁぁぁぁん」

2歳「新しいぃぃぃい!!!(泣)」

ティーヌ「しらぁぁあぁん!ママもう注いだし、これが嫌ならもう飲まんけりゃいいわー!ツーン!」

2歳「飲むぅぅぅぅぅう!」

 

改めて書くとちっちゃ笑。

しかし密室育児というか、狭い範囲で子育てしてると、子ども相手にもイライラして張り合っちゃう。

 

夫や他の大人が、そこにいなくても、

「〜っていうことがあってさ〜」に、

「それはまぁイライラするね」とか、

「水くらい注いでやりよ〜」とか

子育ての苦労も感動も分かち合えるひとがいるって本当大事だなーと思う。

 

人間は社会で子育てする生き物!ですね。