ティーヌはここにいた

熊本在住のアラフォーティーヌが、娘と息子との日々やどったんバッタンなどを明るめに描く青春ラブコメディです。

若気の至り

8ヶ月の息子の後追い可愛いと思ってたけど、

もう、既に、ちょっと、愛情を重く感じてきたティーヌです。早。

 

 

ティーヌも社会人になって14年だか15年だか経ちました。

 

失敗も恥ずかしい思い、情けない思いもたくさんしてきました。

 

中でも1番、私なんであんなことしたんだろうと思うことがあります。

 

社会人3年目で、かなり本社から離れた支社で働いていた当時、

そこはかなりの農村で、のどか〜で、日本昔話にでてきそうないいところだったんですよね。

 

ティーヌはそこのあたたかさや、人の優しさ、のんびりしたところが大好きでした。

 

職場も本社みたいな窮屈さがなくて、

自由で開放的だったんです。

 

寒い冬の日、

なんか餅を食べたくなって、家から職場に冷凍した餅を持っていって、アルミホイルひいて

職場のだるまストーブで焼きはじめました。

 

ちなみに普通の平日です。昼休み。

 

そしてなにを思ったか、

餅をストーブにかけたまま、パン買いに外出しました。

 

職場の目の前のパン屋さんでパンを物色してると鳴る携帯。

嫌な予感がして電話に出ると、係長から。

 

係長「あの、餅焼いたのティーヌさん?」

 

テ「はい、そうですけど…」

 

係長「焦げてるんですけど、、臭いですよ」

 

あちゃーと思いながら、普通にパン買って帰りました。

 

そして係長から、

●餅を焼いてその場を離れてはいけない、

●今日は副社長が、支社に視察に来る日(一年に一回あるかのビッグイベント)。そんな日に焦げ臭いって何

 

みたいな至極真っ当なお話をいただきました。

 

しかし当時の若気のイタリーヌティーヌは、

餅が焼け焦げて食べれなくなったことがショックで、

係長の話にあんまり反省せず、

この人頭硬いなぁとか、餅ってオーブンで20分くらいかかるしそんなに早く焦げると思わなかったんだよな、みたいに思ってました。

 

 

 

が、5年くらいたったあとにふとそのときのことを振り返って、

係 長 何 の 非 も ね ぇ …!

と震えたのを思い出しました。

 

 

あの頃の私をたたいてやりたい。

職場で餅焼くなっ!

餅焼いたまま出掛けるなっ!

 

ぺしっ。

 

今日、久しぶりに「自由」と言われて、

そんなことを思い出しました。

 

人は経験や失敗を積み重ねて、

どんどん自由で無くなっていくと思います。

もっと自由でありたいのに、

常識や世間の目に慣れて成長していくことで

失われていく。

 

しかし私は自由でありたい。

 

というかお腹空いた時に好きな物食べたい。

 

これだな。